一帯 一路 構想。 中国「一帯一路」構想…経済・政治の二視点から見た今後の展望

一帯一路

現在、「一帯一路」構想はアジア、アフリカ、欧州の広大な地域にまたがるが、本稿ではASEAN、特に筆者が2011年から2014年にかけて駐在したミャンマーとの関連性から、その構想をひもとく。 このプロジェクトは2015年に合意したものの、2016年1月の起工式以降まったく進捗(しんちょく)がない状態が続いていた。 (4)World Bank 2019 , Belt and Road Economic Opportunities and Risks of Transport Corridors. 経済成長に伴い、中国のエネルギーや資源の対外依存が日増しに高まり、地域情勢の不安定さというリスクが高まり、リスクをヘッジする必要性があった。

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だからこそ、あえてアジア〜アフリカ〜ラテンアメリカという、比較的アメリカ資本が濃くない地域へ活路を求めたのです。 2017年6月に安倍首相はインフラへのアクセス開放、透明かつ公正な調達方式、返済可能な債務と財政の健全性が保たれることなどの条件を付けて、一帯一路構想はの自由で公正な経済圏に融合していくとし、インド太平洋構想と一帯一路構想の連携について述べた。

一帯一路構想とインド太平洋構想

大統領は2017年11月の東アジア訪問で、一帯一路構想とともにインド太平洋構想の支持を表明した。 21世紀海上シルクロード(一路) 21世紀海上シルクロード(一路)は、中国南部から東南アジア、インド洋、紅海を経てトルコ・イタリアに至る海上交通路です。 中国が想定している「一帯一路」構想の相手対象地域は、アジア、欧州、アフリカにわたる六経済地域((1)中国・モンゴル・ロシア経済回廊(CMREC)、新ユーラシアランドブリッジ経済回廊(NELBEC)、中国インドシナ半島経済回廊(CIPEC)、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊(BCIMEC)、中国パキスタン経済回廊(CPEC)、中国・中央アジア・西アジア経済回廊(CCAWAEC))から構成され、新興国や途上国を中心とする64か国(東アジア1か国、東南アジア11か国、南アジア8か国、中央アジア5か国、西アジア・北アフリカ19か国、東欧20か国)からなる()。

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2018年4月12日に北京で開催された「一帯一路」貿易投資フォーラムでは、中国は「一帯一路」構想の推進にあたり、相手国の意思を尊重し、現地の技術を発展させるような計画を提示し、Win-Winの成果が得られる必要性について改めて触れた。 130,2019年7月11日発行• 返済できない場合は、鉄道やその周辺の鉱山の採掘権などを清王朝から獲得していました。

中国「一帯一路」構想…経済・政治の二視点から見た今後の展望

これには、ロシアの提起する「ユーラシア経済同盟(連合)」、ASEANの「相互接続基本計画」、カザフスタンの「光明の道」、トルコの「中間回廊」、モンゴルの「発展の道」、ベトナムの「二回廊一経済圏」、イギリスの「ノーザン・パワーハウス」、ポーランドの「琥珀 こはく の道」などが含まれる。 首相が2019年に発足させた、が影響力を持つCPEC公社が主導してきた。

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包商銀行大株主の明天集団創始者で大富豪の肖建華氏が17年に香港で消息を絶ち、汚職容疑で拘束されているとのうわさがあり、何らかの政治的背景があるとも憶測されている。 当初は港を使う船から使用料をとり借金を返す予定でしたが、利用数が伸びずに資金回収ができなかったのです。

コロナ禍は「一帯一路」構想をどう変えていくのか?

また、「支えきれない債務負担を地域に作り出す事業は行わないようにするという財務上の責任の原則に従うべきだ」とも述べ、中国がをにしていることなどを念頭に牽制している。 現在の中国・欧州航路より三分の一の時間が短縮できるだけでなく、北極地域の豊富なエネルギーも活用できるという「一石二鳥」の経済効果が期待されているようだ。 ロイター通信(2017年5月24日)2017年5月24日閲覧• 日本政府も、2018年10月の安倍首相訪中時において、中国側と一定の共通認識を共有した「第三国市場協力」の枠組みで協力を模索している状況です。

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こちらもやはり、南米地域のインフラ需要やエネルギーその他の資源開発を狙う中国の戦略がうかがえる。

【地図】一帯一路、中国が進める巨大経済圏構想

主なルートは2つ。

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こんな状態にある中国に「一帯一路」を進める余力はあるのだろうか。

中国「一帯一路」構想…経済・政治の二視点から見た今後の展望

「一帯一路」構想は、中国が86の国と国際機関と協力取り決めを結び、支持は広がっているが、欧州の一部や米国、豪州、インドなどは反対か懸念を表明している。 パンデミックがいつ完全に収束するかなど、なお不確実要因が多いが、暫定的に以下のような論点が考えられる。

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今後、パンデミックはBRIの展開にいかなる影響を及ぼすか。 [関 志雄 2018年4月18日] 五つの分野におけるこれまでの成果 「一帯一路」構想は、 1 政策面の意思疎通、 2 インフラの連結、 3 貿易の円滑化、 4 資金の融通、 5 民心の意思疎通の五つの分野での協力を中心に進められている。